らくらくアルミケーブル®(高機能型低圧アルミ導体CVケーブル)SFCC
銅導体CVケーブルに比べ圧倒的な軽さ・柔らかさを実現しました。
かるい
従来の銅導体CVケーブルと比べて約半分の質量(同サイズ比)を実現
通電容量を現行の銅導体CVケーブルに合わせた場合、らくらくアルミケーブルのケーブルサイズは1~2サイズアップしますが、それでも約30%の質量を軽減することができます。
らくらくアルミケーブル布設動画
600V AL-CVT ”らくらくアルミケーブル”
関連規格:JCS 4348
常時許容温度:90℃
線心識別: 3心(黒、 白、 赤)
構成
1.導体:硬アルミニウムより線
2.絶縁体:柔軟性架橋ポリエチレン
3.シース:ビニル(青 )
許容曲げ半径:6d以上(d:より合わせ外径)
構造表
規格・仕様
ケーブル仕様比較表
通電容量を合わせるために、銅導体ケーブルよりも1サイズ大きいサイズを選定してください。
※銅導体ケーブル150mm2以上は2サイズ大きいサイズを選定
らくらくアルミケーブルは、従来の銅導体CVケーブルと同等の性能を持たせるため、下記に示す規格に基づき設計し製造しています。
規格No | 準拠規格名 | 適用範囲 |
JIS C 3605 | 600Vポリエチレンケーブル | 600V 銅導体CVケーブル |
JCS 4348 | 600V アルミ導体架橋ポリエチレンケーブル | 600V アルミ導体CVケーブル |
アルミ導体ケーブルを使った製品群
ハイブリッドケーブル
関連部材・工具
らくらくアルミケーブル専用
関連部材
軽いのいいね!
施工事例
らくらくアルミケーブル Q & A
メリット
- 銅導体ケーブルと比べて、最大のメリットは何か?
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- サブコン、プラントエンジ : 軽量化によるケーブル延線作業負荷の低減(人工削減、工期短縮)、ケーブル費用削減です。
- ゼネコン : 軽量化によるケーブル延線作業負荷の低減(人工削減、工期短縮)、ケーブル費用削減です。
- 施主、設計コンサル : 軽量化による作業負荷低減で工期安定が見込め、作業安全の向上につながります。
- 重量差はどれくらいか?
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ケーブル単体では約30%の軽量化です(銅導体ケーブルに対してアルミ導体サイズ1アップ考慮した場合)。
- なぜシースを青色にしているのか?
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- 既存の銅導体CVケーブルと、アルミ導体ケーブルの識別のためです。
- アルミ導体ケーブルの誤切断の防止、アルミ専用端子の使用遵守のため、当社標準としている青色以外の対応はいたしません。
- 銅導体ケーブルと外観で区別ができるので、盗難防止になった事例があります。
ケーブル種類・サイズ選定
- アルミ導体ケーブルの幹線計算はどのように行うのか?
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抵抗値、インピーダンスが異なるのみで、基本計算方法は銅と同じです。
- 許容電流はどうなるのか?
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導電率が銅導体の60%なので、同サイズだと許容電流は小さくなります 。
- サイズアップすれば(銅導体100mm2以下は1サイズアップ、銅導体150mm2以上は2サイズアップ)、許容電流は銅導体ケーブルと同等以上となります。
- 所要電流によっては、同サイズで対応が可能な場合もあります(その際は電圧降下にも注意してください)。
- 電圧降下はどうなるのか?
-
サイズアップすれば(銅導体100mm2以下は1サイズアップ、銅導体150mm2以上は2サイズアップ)、ほぼ同等のインピーダンス値となり、電圧降下は同等になります。
- 許容曲げ半径はどうなるのか?
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曲げ半径の倍率は銅導体CVTケーブルと同じ(6D)です。
サイズアップに伴い、曲げ半径の実際の値は大きくなります。
- 従来の防火区画処理材は使用できるのか?
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使用可能です。
- アルミ導体ケーブルが使用できない場所はあるか?
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- 消防用ケーブル(FP-C):
800℃で30分間通電が必要な消防用ケーブルには、融点が660℃のアルミ導体は使用できません。 - 太陽光発電用 1500V直流ケーブル(PV-CQ):
電気設備技術基準で”導体は銅であること”の規定があり、アルミ導体は使用できません。 ただし、AC用ケーブル、DC低圧用ケーブルに使用することは問題ありません。
- ケーブルラインナップは、CVT以外にあるか?
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以下のラインナップがありますが、いずれも受注生産となります。
- AL-CV(単心 38~400mm2)、AL-CVD(38~400mm2)、AL-CVQ(38~325mm2)
- コルゲート付き AL-CVTMAZV(38~325mm2)、AL-CVQZV(38~200mm2)
- 高難燃、エコ、ノンハロはあるか?
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別途お問い合わせください。
- 延線張力は銅ケーブルと比較するとどうなるのか?
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許容張力自体は銅ケーブルは7kgf/mm2に対してアルミ導体ケーブルは4kgf/mm2となりますが、 延線張力はケーブル自重、摩擦係数、敷設長で決まることから、実際の延線時は銅ケーブルより少ない張力で延線可能です。 また、プーリングネットを使用する場合は、ケーブルのシースを引っ張って延線するため、許容張力は銅ケーブルと差異はありません。
信頼性
- アルミ導体ケーブルの耐用年数はどうか?
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従来の銅導体CVケーブルと同等です。
- JIS規格はあるのか?
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銅導体CVケーブルのJIS(JIS C 3605)にアルミ導体の規定がないため、JISマークを表示することはできません。
ただし、導体を除く部分に関してはJIS C 3605を満足しており、従来の銅導体CVケーブルと性能に何ら変わりはありません。
- 既設の盤に接続可能か?
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銅の圧着端子(R端子)と比べて形状や厚みが異なるため、案件毎に確認させて頂いています。事前にご相談ください。
接続処理 (端末等)
- 銅導体ケーブルとアルミ導体ケーブルで工具の使い分けは必要か(共用はできないのか)?
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ケーブルカッターを共用することは可能ですが、アルミ導体ケーブルを切断する前に銅粉を拭い取ってから使用してください。
- アルミ導体ケーブルの端末処理方法は、銅導体ケーブルとどう違うのか?
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銅導体ケーブルの作業との違いは、導体表面のブラッシングが必要なこと、アルミ専用端子を使用すること、導体露出部を防水テープで覆うことです
- ブラッシングはどの程度すればよいのか?
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アルミ導体表面のツヤがなくなるまでお願いします。信頼性担保のために、被覆剥ぎ取りと同時にブラッシングが可能な『アルミらくらくソケット』を販売しております。
技術事項
- 電食対策はどうしているか?
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アルミ端子にはすべて錫めっきが、端子台にはニッケルめっきが施されているので、アルミの異種金属接続はありません。
端子の電線接続箇所は、水分が入る可能性がある場所での使用については防水テープ処理が必要となります。
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